おせち料理の内容にはひとつひとつ意味がこめられています。
昔から伝えられてきたもので、多くはことばの音からくるダジャレのようなものであったりしますが、その中に込められた思いは家族の健康などを願う真剣なものです。
知らなくてもいいことですが、知っておいた方がお正月をディープに楽しめるのではないかと思います。

もちろん、おせちの意味は諸説ありますので、ここに記したことがすべてではありません。


黒豆の意味

マメマメしく、体がじょうぶでしっかりと働けるようにとの意味が込められています。

栗きんとんの意味

栗きんとん=金塊です。金が増えるように財運がつくようにという願いが込められています。

田作りの意味

名前通り、五穀豊穣を願うものです。カタクチイワシは江戸時代には田畑の高級肥料として利用されていたそうです。

金柑の意味

金柑=金冠。縁起の良い品目です。

海老の意味

腰を曲げた年齢まで長く生きられるように、長寿の願いをこめて。

数の子の意味

魚卵系の品目はこんなにたくさんの子孫が増えますようにと、子孫繁栄の願いがあります。

いくらの意味

数の子と同様に子孫繁栄の意味があります。

里芋の意味

里芋には小芋がいっぱいつくので、子宝に恵まれるようにという子孫繁栄の意味があります。

たたき牛蒡の意味

牛蒡自体、昔から体に良い効果が知られており、無病息災の願いがこめられています。

昆布巻の意味

昆布=よろこぶ。おせちでなくとも定番のしゃれですね。

伊達巻きの意味

伊達巻は巻物に例えて、勉学の向上や文化の向上を願います。