「白長老木」って知ってますか?
見ればわかる方も多いと思います。
知恵袋にこんな質問が出ていました。
【質問】京都の料亭のおせち料理を買いましたが、おしながきに「白長老木」っていうのがあって、消去法により白い2㎝程のかりっとした酸っぱいものしかあてはまらなかったのですが・・・検索しても出てきません。
これって京都の料亭のミスプリ?
【回答】チョロギのことですね。
『長老木』という名称は、縁起を担いだ当て字みたいなものです。
うまい当て字ですね。
おせち料理では赤く漬けたものが一般的なので、「白長老木」は珍しいです。
「チョロギ」で検索すればたくさんヒットします。
れんこん
れんこんは穴が空いているので、「先の見通しがいい」すなわち、縁起がいいんです。
たたき牛蒡
ごぼうは土の中に細く長く根を張るので、「土台を固め堅実に」という願いを込めて。
里芋
親芋から子芋がどんどん増えていくことから、子孫繁栄を願います。
かまぼこ
「よろこび」の紅と「神聖」の白、日の出を表す形。
見るからにおめでたいですね。
栗きんとん
栗きんとん「金の塊」、お金持ちになるように縁起をかついでいます。
田作り
田作りは鰯を乾燥させたもの。
本来は田植えの祝儀肴に用いられる、五穀豊穣を願う縁起物です。
数の子
たくさんの子宝に恵まれて、子孫繁栄を願う縁起物です。
昆布巻き
昆布は「よろこんぶ」。
巻物は書き物や学問の象徴で、知的な繁栄をも願います。
黒豆
「まめまめしく、よく働けるように」といつまでも健康で長生きを。
いくら
数の子と同じく子宝に恵まれるようにと願いを込められた縁起物です。
海老
「腰が曲がるまで丈夫に暮らす」という長寿への願いをこめて。
コハダ
コハダはシンコ、コハダ、コノシロと名を変えていく出世魚。
縁起がいいんです。
鯛
鯛は「めでたい」。祝いの席には欠かせない魚ですね。