【ふじやのおせちは今年は取扱いがありません。】
京都貴船の「ふじや」さんは京都市の北の果て(さらに果てには京北もありますが)、鞍馬と貴船の分かれ道を左へ進んでいくと京都のパワースポットとして名高い貴船神社があります。
貴船神社は平安のころ和泉式部が恋の願掛けに詣でた神社で、それ故に縁結び祈願に訪れる若者も多いところ。
そばを川が流れ、空気中にも水分の多いような夏でもひんやりしたクールスポットです。
参道には古くからある料理屋が立ち並び、夏には川床が架けられ、ごうごうと流れる水音を聞きながら京料理が楽しめます。
そんな季節は狭い狭い道の両側から客引きの店員さんたちが声をかけ、さらにクルマは進みにくくなります。
進むといってもそのまま山奥へクルマで進んで行けば、芹生峠。びっくりするような細い山道になります。
京北へ抜けることはできるのですが、まったく離合できない山道が続き、肝試しのよう。
途中には道を外れた乗用車が一台、崖にひっかかっていて、何年もそのままの姿を晒しています。
さて、ふじやさんはそんなに奥まで行かないところ、貴船神社の石段下にお店を構えています。
テレビや雑誌でよく見るあの石段のすぐ南です。
ふじやの創業は江戸時代天保年間。
川床料理の元祖のお店といわれ、川魚の料理には定評があります。
冬はぼたん鍋もおいしいです。
ふじやさんで川床料理をいただこうと思ったら、まずおひとり1万円ではききません。
3人で4万円近くかかります。
でも!ふじやのおせち料理は通販でお手頃値段で手に入れることができます。
ふじやのおせち料理は、京料理をメインにしながらも、洋風のお品が入った和洋折衷おせちです。
渋皮栗カステラ、ローストビーフ、海老&アスパラテリーヌ、クリームチーズのサーモンミルフィーユ串、日向夏ゼリーなどオリジナリティーのあるお料理が詰まっています。
もちろん海老、鮭、鰤、椎茸、蟹、きんとん、あわび、ふぐ、いくら、なます、田作り、松風、伊達巻きなど得意の京料理もたくさん。
京都貴船「ふじや」監修おせち
価格:18,000円(税込、送料無料)早割あり
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薄味が強調されることが多い京都のおせち料理は、塩を控えたい方がおられるご家族にも選択肢のひとつとなることでしょう。
薄味とはなにか?
江戸のころから関東関西の料理の味の違いというのはよく論じられたものでした。
「京都大阪は美食としえどに鰹節の煮出しにてこれに諸白酒を加へ醤油の塩味を加減する也。故に淡薄の中にその味ありてこれを好しとす。江戸はもっぱら鰹節出汁にみりん酒を加へ、あるいは砂糖を以てこれに替へ、醤油を以て塩味を付くる故に、口に甘く旨しといえども、その味を損なわずに似たり。」
というのは江戸後期の「守貞漫稿」の一節。
京料理の薄味は単に薄いというわけでなく、出汁の使い方のこだわりを持ち、素材が元々持つ旨味を最大限にひきだすというポイントにあります。
薄味のほうが飽きがこないというのもポイントでしょう。
もちろんお母さん手作りのおせちよりはぐんと塩分は抑えられているはず。
ただ、ひとにはそれぞれ味の感覚があり、それは生まれ育った土地の慣れた味つけがベースになっていますから、単に薄いと感じるか薄い中の出汁の味わい深さを楽しむかは、もう好みの部分になってきます。
やっぱり塩分がどうというよりは、一度試してみて京都のおせち料理のその味が気に入るかどうかというほうが重要な気がします。
お試しあれ。
なお、カロリーを控えたおせち、塩分を控えたおせち、歯がなくても食べられる柔らかいおせち、アレルギー食品不使用のおせちが必要なかたは、大手百貨店のオンラインサイトを利用すると良いでしょう。
毎年必ずそういった体にやさしいおせち料理を用意しているのが大手の良い点です。
数字的にもはっきりと計算してありますので安心です。
京都のおせち料理を京都らしくしている材料のひとつが冬の京野菜。
京野菜も年中あるものがありますが、秋冬にぐっとおいしくなるものが美味しいです。
冬には成長が進まなくなるので、逆に糖度が凝縮されて高まります。野菜の甘さが際立ってくるのです。
まずは聖護院大根や中堂寺大根などの大根、聖護院蕪、堀川牛蒡、海老芋、酢茎菜。壬生菜、京芹、桂瓜、鹿ケ谷南瓜。
九条ネギも甘みが増します。
ゴボウは冷凍のおせちには入らない傾向にありますが、冷凍技術が進むにつれ、また戻りつつあります。
海老芋が入っていると京都だなあと感じますね。
京野菜の中にも一時はもう作られなくなっていたものもあるようですが、京都では昔は新鮮な魚がなかなか入らなかったこともあって、野菜の種類を増やしてバリエーションをつける方向に進んだことが、今日の京野菜の繁栄につながっています。
京都のおせちを食べるときに、どんな京野菜が使われているかお品書きを見ながら味わうと楽しいのではないでしょうか。
京都祇園の割烹料理店「祇おん江口」さん。そのお店は鴨川の東。四条通北の花見小路のそば、まさに祇園の真ん中にある隠れ家的なお店です。テレビでよく見る巽橋や辰巳大明神も歩いてすぐ。
料理長の江口氏は有名料亭京都吉兆で7年も料理人を務めた方。祗をん八咫の料理長を務めたのち独立してこのお店を構えました。
確かな技術のうえに独自の発想が乗りオリジナリティーがあります。こだわりも半端ではなく、すべての料理にガスの火は使わず、炭火を使っているそう。
お値段は激高ではなく、ひとり1万円を切っても満足できます。
さて、祇おん江口さんはおせち料理も手がけておられます。
おせち料理は大丸松坂屋などの大手百貨店のオンラインサイトで注文できますから、全国どこからでも注文できます。
わたしは江口さんのおせちはいただいたことがないのですが、知人に毎年祇おん江口のおせちに決めている方がいます。たいへん満足しておられます。西京焼、鮑旨煮や割烹サザエが絶品と。
京都「祇おん江口」のおせち料理
「慶雲」三段重(3段・45品)
23,760円(税込/送料無料)大丸松坂屋の例(9月30日までなら10%引き)
京都「京菜味のむら」のおせちは各デパートの通販でも毎年上位にランクインする定番の京風おせちです。
その「京菜味のむら」のおせちをトオカツフーズ通販で注文すれば、10月中は15%引きとなっていてたいへんお得です。
11月に入ると、デパートやスーパーの通販サイトと共通の価格に戻ります。
例えば京風おせち「花籠」なら、通常価格11,988円が10,189円に!
送料も無料。
豪華四段重京風おせち「雅」なら、通常価格21,600円が18,360円に!
送料無料。
というように3000円以上の割引になる場合も!
京都「のむら」のおせちを注文するなら、こちらから。
》 》 京都のむらのおせちを予約
定番の京都おせちの他、「よろこび」「うたげ」などの和洋中折衷おせちもおすすめです。
※ おせちのお届け日は12月30日です。
京都大原の「三千院の里」さんはその名の通りまさに三千院の門の向かい少し北側に店を構えています。
場所も良いのでいつ行ってもお客さんがいっぱいです。
前面はおみやげ物屋さんで奥がレストランの形式。とてもお安い値段で京都らしく出汁の効いた食事ができます。
お店の四季折々の飾り付けも凝っていて、わたしは笹の緑の美しい新緑の頃が好きです。
三千院の里の紹介の前に三千院の写真をお見せしましょうか。
拝観料700円は京都の寺社でもちと高めなのですが、境内はとても広く一通り順路を歩くだけでも疲れます。
最初に靴をぬいで客殿や宸殿を回るのですが、通り抜けてお庭へ出てからがまた長いです。
見どころはビロードのような苔の美しい有清園。その中心に往生極楽院が建ちます。だいたいツアーパンフや観光案内に載る写真はここです。苔むすわらべ地蔵がかわいらしい。
さて、三千院の里のおせち料理は全国から注文することができます。大原のあたりは水も良いので、おせちのように薄味ながら出汁を利かせたお料理作りには向いています。
大丸・松坂屋・三越・京王・伊勢丹・東急・高島屋など大手百貨店のオンラインサイトで予約できます。
和風のおせちだけでなく、「三千院の里」と「マノワール」がコラボした和洋おせちもあります。
また、匠本舗でも三千院の里のおせちは人気です。
こちらは早割で大きく割り引きされていますので、いますぐチェックしてみてください。》 》 三千院の里のおせちを見てみる
誰もが知る京都のトップクラスの料亭「
瓢亭」さんは、南禅寺の参道に建つお店。ミシュランガイド3つ星。
料亭としての創業は1837年、江戸時代は天保通宝の天保年間。その前からこの場所に茶店として店を開いていました。
昔は参道がずっと続いており、参拝者であふれていたと思いますが、いまは仁王門通に遮られ、南禅寺参道はそこで終わった感じになっていますから、それほど人通りが多いわけではありません。
観光客が歩くとしたら、その先の無鄰菴を訪れる方でしょうか。
瓢亭のわきには美しい枝垂桜が1本あり、春には仁王門通を歩いていても気付くほどです。
さて、その瓢亭さん。
京都の懐石の伝統を丁寧に手間ひまかけて受け継ぐだけではなく、高慢にならずおもてなしの心を欠かさずに精進しておられます。
お店に行くならこちらもしっかり正装でいくべきですし、お料理に至るまでのお花やしつらえや掛け軸、お庭なども味わいたいものです。もちろん器にも目を向けたいもの。
お料理は一見オーソドックスですが、かける手間と素材の吟味が違います。ゆで卵だけでも全く製法が違うのです。
ひとり2万5000円以上はかかるはずです。
その瓢亭のおせち料理は、高島屋のオンラインサイトで予約注文できます。
お値段は高くて10万円を超えますが、毎年
ひょうていに決めているファンが多いことに加え、生産数がずいぶん少ないので、10月中に完売することが多いです。
来年は瓢亭のおせちで京料理ひいては日本料理の究極を堪能しようと思ったら、早めに注文を済ませておくほうが良いでしょう。
匠本舗(たくみほんぽ)のおせち料理は京都祇園割烹料亭『岩元』監修のおせちです。
定価:14,800円→割引価格:12,800円(12月5日までのお申し込みで割引)
10,000円のおせちもあります。
匠本舗(たくみほんぽ)は上質のカニをまとめ買いすることができるおすすめのかに、海鮮グルメ、厳選特産品の専門通販店です。
編集部でも頻繁に利用している会社です。
配送も対応も丁寧なので、安心です。
カニもいっしょに注文すれば、びっくりするほど豪華絢爛なお正月が迎えられますよ!
↑早割でたいへんオトク